2010年02月08日
第447話:我が家は大掃除の真っ最中
現在、我が家は大掃除で忙しい。
何を今頃と思われるだろうが、理由は単純、年末に十分な大掃除ができなかったからだ。
タイで何度も新年を迎えてわかったのは、タイ人は新年を迎えるにあたって家屋を清めるという習慣がないことである。師走の日本では、クリスマスの翌日から、スーパーのチラシはお正月用品と大掃除用品で埋めつくされるが、タイでは、暦の上での新年にしても、タイ正月のソンクラーン(第50話)にしても、その前に掃除用の道具や洗剤が取り上げられることはない。新年を迎えるにあたっては、お歳暮のニューイヤーズギフト(第84話)と年賀状(第439話)だし、ソンクラーンにいたっては、巷に一斉に出回るのは水かけ用の大型水鉄砲や鮮やかな色のアロハ風シャツである。

ところが、中国系のタイ人のための新年、旧正月の前になると、スーパーは大掃除用品のセールを一斉に行うのである。他にも、「恭賀新年」などと書かれた赤や金色の飾り物や、祭事に使われるのだろうと思われるあれやこれやがチラシに満載される。あいにくというか、相方は中国系のタイ人ではないので、ワタシもこの辺の事情について確認することができないのだが、由緒正しい中国系のお宅では、おそらくきっちりと中国式に新年を迎えるのだろう。中国系のタイ人でないにせよ、掃除用品がセールになるこの時期に大掃除をするのは、ある意味理にかなっている気がするのだが。

今年の旧正月は2月14日。ということで、我が家は旧正月に合わせて大掃除を進行中なのである。
とはいっても、大掃除はテレビの主婦向けの情報番組などで、今日はここ、明日はここというふうに、世間が一緒にカウントダウンしてくれるので、それにつられて面倒な掃除を進めることができるのではないかと思う。自分の意志だけで着々と大掃除を進めることができるほど、ワタシは掃除が好きではない。そこで、ある日本の雑誌に載っていた、「風水で大掃除 18日プログラム」というのを参考にすることにした。これは、「1日に1カ所をキレイにすれば18日で大掃除完了」という、計画的に物事を進めていくのが好きな日本人のお手本のような大掃除メニューである。しかも、家がキレイになるだけでなく、運気の上がる家に大改造(!)できるのだからありがたい。
だが、メニューをよく見ると、「古いタオルは一新する」とか、「寝室のファブリックを見直す」とか、直接掃除とは関係ないメニューもあるので、その辺は割愛して、キッチンとかバスルームとか、具体的な場所が書かれているものから取りかかることにした。
先々週の日曜は、ホームセンターで、下駄箱の中の靴を2段にして倍の量を収納するというグッズを買ってきたので、それに合わせて下駄箱を大掃除。下駄箱にしまいきれず、上に出しっ放しになっていたワタシのサンダルも全部収納できて大満足。先週の金曜日は洗濯機(第258話)を大掃除。買ってから4年近くが経つ洗濯機だが、タイの水が硬水のせいか水あかのこびりつきがひどい。部分的に分解をしながら、洗濯機と格闘すること約2時間。新品とまではいかないが、水あかのくすみがなくなってずいぶんときれいになった。
そして昨日は、冷蔵庫の大掃除。もともとあまり食品を溜め込まないので、処分するものは少ないのだが、細かい部分の汚れが気になるので、中身を出して拭いたり洗ったり。しかし、我が家の冷蔵庫はワタシの背よりも高い3ドア冷蔵庫なので、カレーを煮込む間のわずかな時間では野菜室と冷蔵室のポケット、前面ドアくらいしか手が回らず、続きは翌日以降と相成った。
我が家では週1回のメイドサービス(第381話)を利用しているので、普段掃除すべきところには汚れは溜まっていないし、ガラスも網戸も自分で掃除をする必要がないのでありがたいのだが、逆に納戸とかクローゼットとか、掃除の他に整理整とんが必要な場所はメイドに任せられるわけもなく、だからこそ、この大掃除を機会に片付けてしまわなければいけない手ごわい場所である。特に納戸には何でもかんでも雑然と詰め込んでいるので、あるべき形にきちんと収納するのに時間がかかりそうだ。
旧正月まであと6日。バレンタインデーには、18日プログラムを終えて運気の上がる家になっていますように――。



