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      <title>タイ発バンコクな毎日：スペースアルク</title>
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         <title>第451話：ノンタブリー県のスワンゲウ寺</title>
         <description><![CDATA[月曜日のエッセーを書いている途中にPCが大変なことになり、更新が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。その模様はぜひ来週にでも……。


　プッタモントン（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2010/02/446.html" target="_blank">第446話</a>）へのお散歩が不発に終わっていたので、タイ人の間では有名な厚生省にオーリエンと出かけてみることにした。厚生省の敷地内には芝生があり、週末にはそこにワンコ連れの人が集まってお散歩を楽しんでいるらしい。

　厚生省はバンコクではなく、隣のノンタブリー県にある。日曜日に一般道を走っていったので、時間がかかったせいか、ちょっと遠いなあと感じたが、相方が言うには、「高速道路に乗ればすぐだよ」とのこと。幹線道路から横道に入り、こんなところに省庁があるの？という場所に、「厚生省」と書かれたゲートが見えた。日曜日にもかかわらず、入り口には警備員がいて車の出入りを管理している。

　敷地の中はだだっ広く、総合大学のキャンパスのような感じだ。厚生省だけではなく、疾病予防局などの、厚生省傘下の行政機関も同じ敷地内に集められている。平日はさぞかし多くの人が行き交うのだろうが、日曜日のせいか、人っ子一人見あたらないし、ワンコを遊ばせるという芝生の広場も見あたらない。どこか別の場所に広場があるのかと思ったが、相方が携帯でネットに接続して情報を確認してみると、ワタシたちが立っている場所の周辺、つまり厚生省前の国旗掲揚広場の周辺がそうだという。国旗掲揚広場は敷地内を流れる運河の脇にあり、そこには芝生が敷き詰められて遊歩道のようにはなっているが、広場というにはあまりに狭すぎる。

<img alt="hitomi_451a.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_451a.jpg" width="262" height="350" />

　時間が午後３時と一番暑い時間帯だったからなのか、それともこの時期は暑いので人もワンコも外でのお散歩は避けたいからなのか、誰とも会わないまま30分もしないうちにそこを後にした。

　そのままあてもなくドライブをすることにした。しかし、この辺にはワタシも相方も土地勘がない。道路脇の看板を見て、面白そうだと感じた場所に行くことに決めた。すると、「スワンゲウ寺」と書いた看板が目に飛び込んできた。ワタシは寺巡りとかタンブン（寄進）には興味がなく、相方もタイ人の割にはそういったことに熱心ではないのだが、今回はちょっと寄っていってもいいかなという気にさせられた。というのも、この寺では寄進された古い家具や日用品を境内で販売していて、雑誌などによく掲載されていたからだ。

　寺に車を乗り入れた瞬間に、ワタシも相方も「えっ？」と戸惑いの声を上げた。というのも、目に飛び込んできた建物は公立の学校の校舎のようで、寺らしい雰囲気がまったく感じられなかったからだ。車を停めた駐車場も、相方曰く、「公団のアパートの駐車場みたい」と、なんだかとことん寺らしくないのだ。駐車場を出てしばらく歩くと、中古の家具や日用品、電化製品などを販売する一角があった。これはどうやら市民から寄進されたもので、まだ利用価値のあるものを販売して、寺の収益としているらしい。他にも、寺の敷地内で採れるバナナやマンゴーといった果物を販売している露店があったり、観光地の土産物店かと見まがう店もあった。

　ワタシはお金儲けに精を出している寺には常々疑問を感じていたので、この寺もそういう類の寺なのかと思ってちょっとイヤな気分になった。大きな木に掲げてあった看板には、「パヨーム僧のもとで生計を立てましょう」と、似顔絵入りで書いてある。要するに、寺の住職であるパヨーム僧は、この寺の中で何か商売をすることを勧めているわけだ。

<img alt="hitomi_451b.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_451b.jpg" width="350" height="262" />

　敷地の中をどんどん進んでいくと、ある一角に僧侶が２人座り、その前に20人ほどの人が集まっていた。これから寺に寄進をするらしい。片方の僧侶はパヨーム住職で、相方は小さな声で、「本物だよ！」とワタシに目くばせをした。このパヨーム住職はテレビや新聞などによく登場する有名な住職で、ワタシも名前こそ知らなかったが、顔はテレビで何度も見て知っていたくらい。しかし、この場所はタイルこそ敷いてあるものの、樹木に囲まれたオープンスペースで、普通の寺だったら御堂の中で寄進をするのになあとなんだか違和感を感じる。

<img alt="hitomi_451c.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_451c.jpg" width="350" height="262" />

　「寺」と書かれた看板の矢印に従ってどんどんと進んでいくと、そこにあったのは「スワンゲウ寺自然堂」と書かれた、これまたオープンスペースの御堂（？）だった。イベント会場の日除けに使われるような白いテントの下にそう大きくない仏像が鎮座している。御堂の場所は一段高くなっていて、靴を脱いで上がり、そこでお参りをする。寺や住職の知名度と、中古品販売などから得られる収益を考えると、ずいぶんと質素なたたずまいの寺である。我が家の近所の寺は、このスワンゲウ寺よりもはるかに知名度は低いが、この界隈では有名な寺ということもあってか寄進に訪れる人は多く、だからなのか御堂も仏像も豪奢な感じで、お金をかけているというのが一目でわかるくらいだ。

　ちょうどその日は仏教行事の万仏節にあたる日だったので、相方とワタシは３本の線香と蓮の花を手に、自然堂の周りをぐるぐると３周してお参りした。住職のアイデアなのか、木の幹や建物の壁などのいたるところに、仏教の教えに基づく一言が貼られている。ワタシが写真に収めてきた一言は、「美しい人になりたかったら、すぐに腹を立ててはいけない」と書かれていた。

<img alt="hitomi_451d.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_451d.jpg" width="262" height="350" />

　家に帰って寺の公式ホームページを見たら、スワンゲウ寺ではいろいろな事業から得た収益で、ホームレスの高齢者を支援したり、野良犬を収容する施設を作ったりといった、社会福祉事業を行っていることがわかった。御堂や仏像の大きさや見栄えの良さというものは気にせずに、人を救う、社会に貢献するといった理念で、寺が運営されていることがわかった。よく知りもせずに、テレビに出たがりの住職だと勘違いしていたワタシは大いに反省。次に来るときは、寺で販売されている中古品を買って、収益に貢献しようと思ったのだった――。]]></description>
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         <pubDate>Thu, 11 Mar 2010 09:40:36 +0900</pubDate>
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         <title>第450話：狂犬病とウィークエンドマーケット</title>
         <description><![CDATA[　先週のある日。しばらくぶりにスクンビット通りに住む日本人の友人を訪ねた。
　彼女はタイ語学校（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/004.html" target="_blank">第４話</a>）時代からの友人で、お互いにタイに10年以上住んでいるせいか、いろいろな話題を共有できるのがうれしい。

　彼女にお茶を入れてもらい、リビングルームのソファに座って話しているうちに、彼女の左手のある指にばんそうこうが巻いてあるのに気がついた。しかも添え木のようなものまで一緒に巻いてある。ワタシがそのことをたずねる前に、彼女は自分から、「ちょっと聞いてくださいよ～」と事の経緯を話し始めた。聞くと、知り合いの飼い犬に噛まれたという。頭をなでようとしたところ、突然差し出された手にこわがった犬がガブッとやったらしい。噛まれた跡からは出血して、傷口がふさがった後も指を曲げると痛みがあるので、骨にひびが入ったのかと不安になって病院に行ったのだが、骨に異常はなく、どうやら腱を痛めたらしいので添え木をしているとのことだった。

　犬に噛まれて出血したとなれば、ここタイではもうひとつ心配しなければいけないことがある。それは狂犬病（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2006/11/post.html" target="_blank">第283話</a>）である。それを彼女に言うと、飼い主がその犬を飼って数年になり、狂犬病の予防注射は毎年欠かさずにしていたので心配ないという。

　つい最近、こんなニュースが世間を騒がせた。

　ウィークエンドマーケット（チャトゥチャックマーケットとも）でペットショップを営んでいた女性が、飼い犬の３歳のロットワイラーに噛まれた。昨年の12月のことだ。そのロットワイラーはどうやら繁殖に使われていたらしく、女性の家にはロットワイラーの子犬が７匹いた。しばらくして親犬が死に、続いて子犬７匹が順に死んでいった。ほかにもプードルが１匹いたのだが、それも死んでいった。そして噛まれた女性に症状が出始めたのが２月11日。呼吸がしづらくなったので病院に行き、投薬を受けた。しかし症状は良くならず、頭や体の節々が痛むのでストレスが原因ではないかと思い、精神科に行って精神安定剤の投薬を受けた。13日にはウィルスに感染したような症状が出始めたため、病院に行って痰（たん）を採取して検査を行うことになった。そして翌14日には水をこわがるようになり（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2006/11/post.html" target="_blank">第283話</a>）、午後には死亡したという。その後、痰（たん）の検査結果で女性は狂犬病だったことがわかった。

　女性が犬に噛まれたとき、ほかにも女性の夫、ミャンマー人の従業員が噛まれたが、誰も医者にはかからなかったという。それはなぜか。女性は狂犬病予防ワクチンを自分で購入して、犬に注射していたからである。

　狂犬病予防ワクチンを注射していた犬が、なぜ狂犬病にかかったのか。
　タイ字新聞の記事には、ワクチンの保管が万全でないと効果がない、皮下注射ではなく筋肉に注射しないと十分な効果がない、そして驚くことに偽のワクチンが近隣諸国から輸入されているとあった。女性がワクチンを自分で犬に注射していたのは、費用を節約したかったからなのか、大型犬のロットワイラーを病院に連れて行くのが面倒だったからか、その辺は判然としないが、せっかく注射していたワクチンの効果がなかったことは確かなようだ。

<img alt="hitomi_450.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_450.jpg" width="350" height="263" />

　ペットショップというと、店の中にケージがいくつもあり、その中に犬や猫がいるような印象を受けるが、ウィークエンドマーケットのペットショップの中にはそういう店もあるのだが、数的に多いのはエアコンがなく、低い囲いのついた台の上に犬種を問わず子犬を詰め込んでいる店である（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/233.html" target="_blank">第233話</a>）。客は子犬を触りたい放題だし、犬同士もじゃれて遊ぶことができる。

　ペット販売業者が狂犬病にかかって死亡したという事実に関係者は驚がくし、先々週末からウィークエンドマーケットでは犬への狂犬病予防注射を無料で始めた。また、女性の店から犬を買った客の情報を調査しようとしたらしいが、エアコンなしの店は純血種の犬であっても自家繁殖のためか血統書がなく、子犬と引き換えに現金を受け取ればそれでおしまいなので、客のデータなどは残していなかったようだ。

　この件を受けて、バンコク都、厚生省疾病予防局、農業協同組合省畜産局が対策会議を開き、明日２日から都内の野良犬・飼い犬に狂犬病予防注射と避妊手術を開始することにしたそうだ。野良犬の場合は捕獲して、プラヴェート地区にある野良犬保護センターに送られるのだとか。しかし、この記事で挙げられていたバンコク都内の野良犬の数は80万頭となっていた。ちなみに日本の<a href="http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/01.html" target="_blank">都道府県別の犬の登録頭数</a>（平成20年度）と比較すると、登録頭数が最多の東京都でさえ47.2万頭なのだから、バンコクの野良犬がいかに多いかおわかりいただけるだろうと思う。

　果たして、80万頭すべてに狂犬病予防注射をすることはできるのか。
　マイクロチップ（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2008/02/346.html" target="_blank">第346話</a>）のときもそうだったが、最初はやる気満々でも、そのモチベーションが維持されないという現実をワタシは何度も目の当たりにしているので、今回のその二の舞ではないかなあとひそかに思っているのである。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 01 Mar 2010 13:22:15 +0900</pubDate>
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         <title>第449話：扇風機の話</title>
         <description><![CDATA[　日常生活に必要な家電といったら、読者の皆さんは何を思い浮かべるだろう。

　一人暮らしを始める大学生や社会人のために、「スタート家電セット」として売られているセットをインターネットで検索してみたら、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、炊飯器、電子レンジという組み合わせになっていた。タイで一人暮らしを始めるとしたら、屋台や食堂で外食するなら炊飯器は要らないし、電子レンジはあれば便利だけどなくても困らないし、アパートの部屋を掃除するのはほうきで十分だし、洗濯屋があるから洗濯機も要らないか……という感じではないだろうか。年中暑いので冷蔵庫は必需品だが、あとはなくてもそれほど困らないのではと思えてしまう。

　これとは別に、タイならではの必需品がある。どこの家庭にも必ず一台はあるものだ。
　それは扇風機である。

　年中暑いとはいっても、全国レベルで見れば、エアコンではなく扇風機だけで涼を取っている家庭のほうが圧倒的に多いだろうし、エアコンがあっても、扇風機だけで十分というときもある。我が家もエアコンがあるのは２階の寝室だけで、１階は冷蔵庫を買ったときに景品でついてきた三菱のお座敷扇風機だけである。毎年、４月のソンクラーン（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/050.html" target="_blank">第50話</a>）が近づくと、さすがに扇風機だけでは涼めないので、相方は、「今年は１階にもエアコンをつけよう」と言い出すのだが、５月に入って雨季が始まるとスコールのおかげで涼しく感じられる日が多いので、ワタシはいつも、「あとちょっとしたら涼しくなるんだから、別に買わなくてもいいんじゃない」と言ってその場を収めるのである。

　さて、その扇風機だが、旧正月前の大掃除でこんなことが起きてしまった。

　１階の扇風機を洗おうと分解を始めたら、羽根がどうやっても外せないのである。よく見ると、羽根を差し込む金属の軸が白い紙で覆われている。どうやら、羽根を差し込むときに、ティッシュを間に挟んで羽根を差し込んだらしい。こんなことをするのは一人しかいない。そう、メイドサービス（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2008/10/381.html" target="_blank">第381話</a>）のメイドである。

　扇風機の掃除をお願いすると、彼女は羽根の中央の穴の水分をきちんとふかずに軸に差し込むので、金属の軸にさびが出て、それが原因で以前から羽根を外すのは一仕事だったのだが、ティッシュを間に挟むことで軸と羽根とが直接接触するのを避けて、外しやすくしようとしたらしい。だがそれは裏目に出てしまい、もともと外しづらい羽根がさらに外しづらくなってしまったというわけだ。

　ワタシはドライバーを持ち出して、柄で金属の軸をたたきながら羽根を手前に引っ張るという力技に出たものの、羽根はびくともしない。そこであきらめて、分解せずにふき掃除をするという方法を取ればよかったのだが、細かいほこりがこびりついた扇風機は、大掃除の機会に分解してきれいに洗ってしまいたかった。ちょうど、その羽根の一部が前任のメイドの掃除で欠けていたこと、以前に別の扇風機用に買った羽根がサイズ違いで使わずにしまってあったことなどもあって、ワタシは羽根が壊れるのを覚悟で力任せに外すことにした。

　そして、数分間の格闘の末、羽根の一枚は折れてしまったが、なんとか取り外すことができた。頼みもしないのに余計なことをしたメイドに腹が立ったが、彼女もよかれと思ってやったことなのだろうから、仕方ないとあきらめることにした。ささいなことではあるのだが、掃除を任せている以上、彼女の裁量の範囲にあると判断したのだろう。

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　ワタシは納戸にしまってあった予備の羽根を持ち出した。これは、ハタリ（Hatari）というメーカーの扇風機用なのだが、サイズが同じなので使い回しができるのではとワタシは考えた。このハタリ製扇風機、日系メーカーよりも安価で耐久性があるせいか、量販店の扇風機売り場には卓上用からお座敷扇までずらりと並んでいて、我が家も２階にある扇風機は２台ともこのハタリのものである。以前にモカが扇風機を倒してしまい、そのときに羽根が折れて羽根だけを買ってきたのだが、ワタシの勘違いでひとつ上のサイズのものを選んでしまい、それが余っていたのである。年中使う扇風機の羽根は「消耗品」らしく、量販店では羽根だけがサイズ別に売られている。

<img alt="hitomi_449b.JPG" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_449b.JPG" width="350" height="263" />

　羽根だけ売るくらいなのだから、メーカーを問わずに使えるだろうと高をくくっていたワタシだが、いざ取り付けようとしたら、その考えが間違っていたことに気がつかされた。羽根の中心にはＩ字型の切れ込みがあり、それを金属の軸のＩ字型の棒部分と合わせて羽根を固定するのだが、ハタリの切れ込みは三菱のものより小さく、ぴったりとはまらないのである。これが逆なら使えたのにと悔しがってみても、前の羽根はぽっきりと折れてしまったので用を成さない。それでは三菱用の替え羽根を買ってくればいいのではと量販店に出かけたが、２つの量販店を回っても売り場にはハタリの替え羽根しかないことがわかった。うーむ。

　ということで、大掃除以降、三菱の扇風機は羽根なしのまま、リビングに鎮座している。
　メーカーに問い合わせて取り寄せるべきか。でもタイなら町の電気屋などで探せたりするような気もするのだが……。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 22 Feb 2010 11:50:07 +0900</pubDate>
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         <title>第448話：大みそか？のヤワラート通り</title>
         <description><![CDATA[　昨日14日は、日本はおそらくバレンタインデーのイベント一色に染まったと思うのだが、どうだろうか。タイでも、バレンタインデーというイベントはそれなりに盛り上がりを見せるけれど（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/090.html" target="_blank">第90話</a>）、今年はちょっと様子が違っていた。それは旧正月と重なってしまったからだ。旧正月vsバレンタインデーの戦いは、中華系のタイ人が先祖代々伝わる習慣を大事にした結果、旧正月が勝利を収めたという感がしなくもない。日本でもタイでもそうだが、バレンタインデーはしょせん外国から輸入されたものでしかないのだ。

　バンコクの中華街ヤワラート通りでは、毎年旧正月に盛大なイベントを開催する。数年前に一度行ったことがあるのだが、通りを歩行者天国にするのと、周辺の道路に一方通行が多いせいか、ひどく渋滞する。そのときはタクシーに乗って行ったのだが、ヤワラートに行くと告げたら、運転手が露骨にイヤな顔をした。結局、渋滞がひどくて目的地にはたどり着けず、歩いて行けそうな場所で降りることになった。その教訓を生かして、今年は大みそかにあたる13日に行くことにした。ちなみにこの日は相方の誕生日でもある。

　ヤワラート通りに入ると、すでに通りには横断幕とちょうちんが下がり、正月というよりは祭り！といった感じである。

<img alt="hitomi448_a.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi448_a.jpg" width="350" height="263" />

　そして歩道のあちこちには飾り物を売る露店が出ていた。日本の門松とか、しめ飾りと同じようなものなのだろうが、とにかくいろんな種類があるけれど、色は基本的におめでたいとされる赤と金色である。あとはお札というのだろうか、中国語で「如意吉祥」とか「開工大吉」とか書かれた紙や、陰暦が書かれたカレンダーも売られていた。

<img alt="hitomi448_b.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi448_b.jpg" width="263" height="350" />

　赤は物だけに留まらない。旧正月は赤い服を着て迎えるのがお約束なのだ。ということで、真っ赤なチャイナ服やＴシャツを売る露店も大盛況。大みそかとはいえ、既に赤い服を着ている人は多く、ワタシもそれに便乗しようと赤地のＴシャツを着ていった。2006年のクーデターで失脚したタクシン元首相を支持する人たちのテーマカラーは赤で、集会には赤い服を着て集まることから、「スア・デーン（赤シャツ）」と呼ばれているのだが、これもどうやらこの赤に由来したものらしい。プミポン国王陛下のパーソナルカラーの黄色はお生まれになった曜日（月曜日）に由来するものだが（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/260.html" target="_blank">第260話</a>）、タクシン元首相は火曜日生まれなので曜日カラーはピンクということになる。

　ヤワラート通りから伸びた路地には、中華系の食材を扱う店が多く軒を連ねているのだが、そこでは年末最後の買出しをする客と、店の大掃除をする従業員とがごっちゃに入り混じっていた。そして大掃除を済ませた店では、店の前にゆでた鶏肉や縁起物の菓子などを並べてお参りをしている。お参りの儀式では火をたくことになっているらしく、狭い路地には煙がもうもうと立ちこめ、ボヤかと間違われてもおかしくないほどだった。

<img alt="hitomi448_c.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi448_c.jpg" width="263" height="350" />

　<a href="http://lengnoeiyi.com" target="_blank">ワット・マンコーンゴムラーワート（龍蓮禅寺）</a>の境内は、お参りに訪れた人でひしめき合っていた。翌14日にはシリントーン王女様が旧正月イベントの開会式にいらっしゃるということで、神殿の入り口には王女様の写真を掲げ、周囲を花で飾るという念の入れよう。タイではあまり見られないラベンダーなども植えてあって感心させられた。王女様のパーソナルカラーが紫ということで、それにちなんだのだろうか。

<img alt="hitomi448_d.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi448_d.jpg" width="350" height="263" />

　神殿の中は撮影禁止だったので写真はないのだが、入るとすぐに２対の巨大仁王像が迎えてくれる。相方などは、「おおーっ」と声を上げて、「こんなのがあるなんて知らなかったなあ」と感心していた。仁王像の間には、えびす様に似た、でっぷりとした笑顔の像があった。福の神ということだろうか。本当はさらに中に入って、お線香を持ってお参りをするのだが、ワタシたちは物見遊山なので眺めるだけに留めておいた。この寺ではろうそくまでもが赤色をしていた。普通、タイの寺ではろうそくは黄色というか、山吹色をしている。

　こういうのを目の当たりにすると、日本の文化というのは中国から伝わったものがベースになっているのだろうなあという感が強くなる。まあ、文化が似通っていても、理解し合えるかというとそれは別の話だと思うのだが――。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 15 Feb 2010 11:03:54 +0900</pubDate>
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         <title>第447話：我が家は大掃除の真っ最中</title>
         <description><![CDATA[　現在、我が家は大掃除で忙しい。
　何を今頃と思われるだろうが、理由は単純、年末に十分な大掃除ができなかったからだ。

　タイで何度も新年を迎えてわかったのは、タイ人は新年を迎えるにあたって家屋を清めるという習慣がないことである。師走の日本では、クリスマスの翌日から、スーパーのチラシはお正月用品と大掃除用品で埋めつくされるが、タイでは、暦の上での新年にしても、タイ正月のソンクラーン（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/050.html" target="_blank">第50話</a>）にしても、その前に掃除用の道具や洗剤が取り上げられることはない。新年を迎えるにあたっては、お歳暮のニューイヤーズギフト（第84話）と年賀状（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2009/12/439.html" target="_blank">第439話</a>）だし、ソンクラーンにいたっては、巷に一斉に出回るのは水かけ用の大型水鉄砲や鮮やかな色のアロハ風シャツである。

<img alt="hitomi447_a.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi447_a.jpg" width="281" height="388" />

　ところが、中国系のタイ人のための新年、旧正月の前になると、スーパーは大掃除用品のセールを一斉に行うのである。他にも、「恭賀新年」などと書かれた赤や金色の飾り物や、祭事に使われるのだろうと思われるあれやこれやがチラシに満載される。あいにくというか、相方は中国系のタイ人ではないので、ワタシもこの辺の事情について確認することができないのだが、由緒正しい中国系のお宅では、おそらくきっちりと中国式に新年を迎えるのだろう。中国系のタイ人でないにせよ、掃除用品がセールになるこの時期に大掃除をするのは、ある意味理にかなっている気がするのだが。

<img alt="hitomi447_b.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi447_b.jpg" width="400" height="274" />

　今年の旧正月は２月14日。ということで、我が家は旧正月に合わせて大掃除を進行中なのである。

　とはいっても、大掃除はテレビの主婦向けの情報番組などで、今日はここ、明日はここというふうに、世間が一緒にカウントダウンしてくれるので、それにつられて面倒な掃除を進めることができるのではないかと思う。自分の意志だけで着々と大掃除を進めることができるほど、ワタシは掃除が好きではない。そこで、ある日本の雑誌に載っていた、「風水で大掃除 18日プログラム」というのを参考にすることにした。これは、「１日に１カ所をキレイにすれば18日で大掃除完了」という、計画的に物事を進めていくのが好きな日本人のお手本のような大掃除メニューである。しかも、家がキレイになるだけでなく、運気の上がる家に大改造（！）できるのだからありがたい。

　だが、メニューをよく見ると、「古いタオルは一新する」とか、「寝室のファブリックを見直す」とか、直接掃除とは関係ないメニューもあるので、その辺は割愛して、キッチンとかバスルームとか、具体的な場所が書かれているものから取りかかることにした。

　先々週の日曜は、ホームセンターで、下駄箱の中の靴を２段にして倍の量を収納するというグッズを買ってきたので、それに合わせて下駄箱を大掃除。下駄箱にしまいきれず、上に出しっ放しになっていたワタシのサンダルも全部収納できて大満足。先週の金曜日は洗濯機（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/258.html" target="_blank">第258話</a>）を大掃除。買ってから４年近くが経つ洗濯機だが、タイの水が硬水のせいか水あかのこびりつきがひどい。部分的に分解をしながら、洗濯機と格闘すること約２時間。新品とまではいかないが、水あかのくすみがなくなってずいぶんときれいになった。

　そして昨日は、冷蔵庫の大掃除。もともとあまり食品を溜め込まないので、処分するものは少ないのだが、細かい部分の汚れが気になるので、中身を出して拭いたり洗ったり。しかし、我が家の冷蔵庫はワタシの背よりも高い３ドア冷蔵庫なので、カレーを煮込む間のわずかな時間では野菜室と冷蔵室のポケット、前面ドアくらいしか手が回らず、続きは翌日以降と相成った。

　我が家では週１回のメイドサービス（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2008/10/381.html" target="_blank">第381話</a>）を利用しているので、普段掃除すべきところには汚れは溜まっていないし、ガラスも網戸も自分で掃除をする必要がないのでありがたいのだが、逆に納戸とかクローゼットとか、掃除の他に整理整とんが必要な場所はメイドに任せられるわけもなく、だからこそ、この大掃除を機会に片付けてしまわなければいけない手ごわい場所である。特に納戸には何でもかんでも雑然と詰め込んでいるので、あるべき形にきちんと収納するのに時間がかかりそうだ。

　旧正月まであと６日。バレンタインデーには、18日プログラムを終えて運気の上がる家になっていますように――。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 08 Feb 2010 10:17:10 +0900</pubDate>
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         <title>第446話：プッタモントンへお散歩？</title>
         <description><![CDATA[　旅行には一緒に出かけていたものの、オーリエンをしばらくお散歩（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2007/02/294.html" target="_blank">第294話</a>）に連れて行っていなかったので、日本語の無料情報誌で見つけた、「ペット連れＯＫ」という公園に行ってみることにした。

　その公園は、プッタモントン。バンコクのお隣のナコンパトム県にある、仏教施設と公園が一緒になった場所である。

　いつものように、携帯電話のＧＰＳ機能を利用して出発。バンコクのお隣にあるといっても、ナコンパトム県は我が家のある場所とは反対側のバンコクに接しているので、まずはバンコクを大横断。チャオプラヤ川にかかるラマ８世橋を越えて、えんえんと車を走らせる。プッタモントンは公園の名前だけでなく、通りの名前にもなっているのだが、その名前を示す看板が見えてきてもまだ目的地には到着しない。ワタシが思ったよりもずっと遠い。相方の友人Ｗ（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2010/01/442.html" target="_blank">第442話</a>）は、以前はバンコクに住んでいたのだが、両親がこのプッタモントンに家を買ったので引っ越しをしたそうだ。ところが、バンコクの職場に通勤するには距離があり過ぎるので、結局休みの日にしか実家に戻らないのだとか。

<img alt="hitomi_446a.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_446a.jpg" width="263" height="350" />

　ようやく公園の近くまで来たので、まずは腹ごしらえ。お客がひっきりなしに出入りしているイサーン（東北）料理の店に入って、ガイヤーン（グリルチキン）やラープペット（あひるのタイ風サラダ・写真）を食べる。

<img alt="hitomi_446b.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_446b.jpg" width="350" height="263" />

　そしてプッタモントンに向かったのだが、公園の入り口にあった看板を目にして、ワタシはあっと声を上げそうになった。そこには、「ペットの入場は禁止」と書いてあったのだ。カオヤイ（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2010/01/442.html" target="_blank">第442話</a>）に行ったときもそうだったが、自分の目で確かめていない情報はうのみにしてはいけないと思った瞬間である。相方は、「公園は広いんだから、こっそり連れ込んでも大丈夫じゃない？」とさほど気にしていないのだが、仮に職員に見つかって公園からの退場を言い渡されたら不愉快この上ない。とりあえず公園の中心にある仏像の写真を撮って、そのあとは様子見のために車で園内を移動することにした。

<img alt="hitomi_446c.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_446c.jpg" width="263" height="350" />

　公園は自然な感じに整備されていて、芝生の上を散歩させたらオーリエンもさぞかし喜びそうだ。途中、シーズーやポメラニアンを連れて来ていた人がいたので、ワタシたちもオーリエンと一緒に散歩をすることに。規則では禁止されているのだが、実際はそれを守らない人が多いということか。公園を訪れる人たちは、仏像にお参りをしている人もいるのだが、芝生のところでござを広げて、食事をしている人たちが圧倒的に多かった。滝（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2010/01/442.html" target="_blank">第442話</a>）でも海（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2009/01/391.html" target="_blank">第391話</a>）でもそうなのだが、景観や施設を鑑賞すべき場所で、タイ人はとにかくござに座り込んで何かを食べる傾向にある（写真はカオヤイ旅行のときのジェットサーオノーイ滝である）。

<img alt="hitomi_446f.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_446f.jpg" width="350" height="263" />

　散歩をした後は、園内に何があるのかを車で見て回ることに。なにしろ公園の敷地は40ヘクタールもあるので、歩いて見て回るのは不可能なのである。亀のいる池や子ども公園といった場所を通り過ぎるうちに、「Dog Care」という看板を何箇所かで目にする。案内に従って行き着いた場所は、「<a href="http://bbc.onab.go.th/index.php?option=com_content&view=section&layout=blog&id=21&Itemid=133" target="_blank">ゴ・スナック</a>」というところだった。ゴは島、スナックは文語の犬という意味である。つまり、「犬島」。ミステリー小説のタイトルになってもおかしくないような場所の名前である。

　このゴ・スナックは、ナコンパトム県が観光地であるこのプッタモントンを狂犬病から守ろうということで、県の畜産事務局が敷地内の野良犬を集め、隔離した場所なのであった。以前にこのゴ・スナックという名前をニュースか何かで聞いたことはあったのだが、まさかそういう目的で作られた場所だとは知らなかった。柵で囲われた中をのぞくと、大小の雑種犬が思い思いに寝そべっていた。そばにはえさ入れにしていると思われる金だらいがいくつもあり、食事が足りているせいなのか、どの犬を見ても皮膚の状態も体格も健康的だと思える範囲だった。人の気配に気がついて一斉に駆け寄ってくる犬は、怖いというより愛らしい。

<img alt="hitomi_446d.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_446d.jpg" width="350" height="263" />

<img alt="hitomi_446e.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_446e.jpg" width="350" height="263" />

　柵の外に飼育係の中年の女性がいたので、「ここには何頭の犬がいるんですか」と聞いてみた。すると、「400頭くらいね」という答えが返ってきた。もともと住み着いていた野良犬もいるのだろうが、わざわざここに捨てに来る人もいるという。タイの公園がペットの入場を禁止しているのは、園内がふん尿で汚されることだけではなくて、そのまま捨てて行かれるのを防止するためだという気がしなくもない。

　ゴ・スナックの一角にはフード置き場があり、心ある人の寄付と思われる、10kg、20kgといった大袋の各種ドッグフードが山積みにされていた。ワタシは募金箱に気持ちばかりの金額を投じることで、犬たちの世話に役立ててもらうことにした。

　以前にこのエッセー経由で、「ワンちゃんの救済活動をされている方々のお話が聞けたら……」というメッセージを読者の方から頂いた。民間の団体で野良犬の保護活動をしているところは多いが、公的な団体が運営しているのを見たのは初めてだ。飼い主のいない犬＝野良犬と片づけてしまうのは簡単だが、実際は生まれながらの野良犬よりも捨て犬が多いことを考えると、犬たちも望んで野良犬になっているわけではないのだ――ということを考えさせられたプッタモントンであった。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 01 Feb 2010 10:02:14 +0900</pubDate>
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         <title>第445話：国王陛下のお見舞い</title>
         <description><![CDATA[　すでに年が明けてから３週間以上が過ぎてしまったが、新年最初の日曜日にワタシと相方はあるところに出かけてきたので、今回はその話題を。

　その日は用事があって朝から外出していたのだが、昼前に終わったので、どこかで昼ご飯を食べようと王宮前広場の近くをうろうろしていた。相方が、「船着場のところで食べよう」と言うので、車は王宮前広場に停めて、チャオプラヤ川を移動するボートの船着場に歩いていくことに。平日はどうか知らないのだが、日曜日のこの日、王宮前広場は無料の大駐車場と化していた。

　船着場の正面には屋台が、その横には狭い通路を挟んで食堂が並んでいる。お昼の時間帯ということでどこもものすごい人だったのだが、ようやくある食堂の２階席に座ることができた。相方は、「なんでこんなに人が多いんだろうね」と周りを見ながら、窓の外に目をやり、「あ、そうか！」と何かに気がついた様子。「あれだよ」と相方が指をさす先には、川を挟んだ場所に建つ建物が見えた。シリラート病院である。

　このエッセーでも、過去にプミポン国王が入院されたという話題（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2007/12/336.html" target="_blank">第336話</a>）を取り上げたことがあるのだが、昨年の９月半ばから再びプミポン国王は入院されている。82歳というご高齢を考えると、お体の不調を訴えることがあってもまったくおかしくないのだが、敬愛する国王が少しでも早くご回復なさいますようにと、お見舞いの記帳に訪れる市民は後を絶たない。

　相方は、船着場周辺の食堂が混雑しているのは、国王が入院しているシリラート病院にお見舞いに行く人が詰めかけているからと言いたかったらしい。その真偽を確かめるため……ではなく、単なる好奇心から、ワタシたちもお見舞いに行ってみることにした。

<img alt="hitomi445_a.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi445_a.jpg" width="263" height="350" />

　食堂のそばの船着場から、向かい側の船着場までの渡し船は１人３バーツ。船を下りるとすぐ目の前がシリラート病院で、脇の道路には国王の御印の旗が空になびいていた。タイでは曜日のカラーが決まっていて、月曜日生まれの国王は黄色ということになっている。以前は、国王に関する催しがあると、そこに集まる人は必ず黄色の服を着ていたものだが、ここ１～２年は黄服の反政府団体（民主主義市民連合）と、赤服のタクシン元首相派（反独裁民主統一戦線）との対立で政治情勢が混乱しているので、黄色の服を着るとその団体の支持派と勘違いされる恐れがあるせいか、黄色の服を着る人を見なくなった。それにとって代わったのは、ピンク色の服である（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2007/12/336.html" target="_blank">第336話</a>）。お見舞いの記帳を受け付ける建物の前には、ピンク色の服を来たおばちゃんたちがちらほら。

<img alt="hitomi445_b.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi445_b.jpg" width="263" height="350" />

　お見舞いの記帳といってもこの場所には厳粛な雰囲気はなく、どこかの観光地を訪れたくらいの感覚で、皆は記念撮影に励んでいた。ワタシも建物をバックに相方の写真をパチリ。そして建物の中に入ると、正面には国王のお母様、シーナカリンタラー王太后の銅像が見えた。王太后はもともとこのシリラート病院に勤める看護婦だったのである。まずはここで、床に手をついて一礼をして、そのあとで両脇に並ぶ記帳台で記帳をする。記帳用のノートの前には職員がいて、いすに座るとさっとノートのページを開いてくれた。ワタシは、「国王陛下の一日も早いご回復をお祈りしています」などと、一言書き添えるものだと思っていたのだが、ノートの中には線が引かれ、「カープラプッタヂャオ（『私』の丁寧語）」という言葉が書かれた後の空白に、自分の名前を書くだけになっていた。自分の名前を書き終えると、職員は、昨年12月５日の国王誕生日に国王が国民に向けて述べられたお言葉が印刷された紙をくれた。この紙の縁取りもこれまたピンク色である。

<img alt="hitomi445_c.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi445_c.jpg" width="263" height="350" />

　ここまで、ワタシは建物内部の写真を撮れないでいたので、他に写真撮影をしている人がいることを確認してから、王太后の銅像の写真を数枚撮った。というのも、警備員が始終訪れる人の様子をチェックしていて、堂々と写真を撮るのがはばかられたからだ。幸いにして写真を撮ることはとがめられなかったものの、警備員は私の後ろに回り、カメラのモニターに映っているのが何なのかを素早く確認していた。

　建物を後にすると、相方がくすくす笑いながらこんな話をしてくれた。ワタシが写真を撮っている間、父娘と思われる２人がこんな会話を交わしていたそうだ。

「お父ちゃん、こんなんで陛下は私らがお見舞いに来たってわかるんかな」
「何言ってるんだ、陛下は病室にいらっしゃるんだぞ」
「なんだあ、監視カメラかなんかでお見舞いに来た人の様子をご覧になっているのかと思ったよ」

　ちなみにこんな発言をしていた娘は小学生ではなく30～40代の大人だったそうだ。本来の国王は雲の上の存在ではあるけれど、テレビでたびたびそのお姿を目にしたり、写真や肖像画となって常に身近にあるだけに、国民にとっては近くて遠い、そして遠くて近い存在なのではないかと思う。

　お見舞いの記帳をしたくても、シリラート病院に行くことができない人たちのために、首相府はオンラインで記帳できるサイトを開設した。このサイトでは、名前の他にお見舞いのメッセージを添えることができる。記帳に訪れる人を撮った写真もあるので、お時間のある人はぜひご覧いただきたい。

（参考）Send your blessings to His Majesty
<a href="http://king.ilovethailand.org" target="_blank">http://king.ilovethailand.org</a>]]></description>
         <link>http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2010/01/445.html</link>
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         <pubDate>Mon, 25 Jan 2010 12:02:00 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>第444話：ペットと行く旅・カオヤイ後編</title>
         <description><![CDATA[　カオヤイの旅も最終日。朝ご飯はリゾートの向かいにある小さな食堂で。オープンエアで寒々としているので、カオトム（雑炊）といった温まるものを食べたかったのだが、作れないと言われたので、トムヤムのクエッティアオ（タイそば）に。昔は、タイ人が朝から辛いものを食べているのを見て、よく食べられるものだと感心したものだが、今では自分もそうしたタイ人とあまり変わらない。相方はカオパット（炒飯）を食べていた。

　食事を終えて、チェックアウトを済ませ、まずはプレミアムアウトレット（<a href="http://outletmallthailand.com/index.html" target="_blank">PREMIUM OUTLET</a>）へ。これはアパレルメーカーが経営するアウトレットモールなのだが、バンコクでも郊外のＳＣ（ショッピングセンター）では、同じような品揃えになっている店が多いので、ワタシたちは特に購買欲をそそられることもなく、モール内のスターバックスカフェでまったりすること小一時間。

<img alt="hitomi444_a.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi444_a.jpg" width="350" height="263" />

　アウトレットをあとにして、車を走らせていると、歩道のところどころで土産物を売る露店があったので立ち寄ることにした。その中で特に目についたのが、ノーイナー（バンレイシ、または釈迦頭）という果物である。バンコクでは雨季に出回る果物なのだが、この地方では今が旬らしく、写真の左側のように大きな実でも４kg100バーツと激安である。

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　露店を過ぎてしばらく行くと、「スワン・ファームズ・スイートコーン」と看板がかかった建物の前を通りかかる。ワタシはとうもろこしが好きなので、興味半分で立ち寄ってみた。建物の後ろには山をバックに赤土の畑が広がり、とうもろこしをはじめとして、苦瓜などの野菜が作られていた。この建物は、<a href="http://www.iicrd.ku.ac.th/ncsrc/ncsrc_001.htm" target="_blank">国立とうもろこし研究所センター</a>の直営ショップということで、茹でとうもろこしやとうもろこしジュース、その他の農産物や加工品が販売されていたので、試しに茹でとうもろこしを買うことに。粒はやわらかく、甘みがあって、まさにスイートコーンという感じである。

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　そしてランチは、行き当たりばったりで見つけたステーキレストランで取ることにした。というのも、初日にチョークチャイファームでステーキが食べたかったのだが、あえなくハンバーガーになってしまったので、リベンジを図りたかったのである。写真はワタシが食べたサーロインステーキ（250バーツ）。思ったよりステーキが大きかったので、フライドポテトにもトーストにも手をつけなかったのだが、肉そのものはやわらかくジューシーで満足、満足であった。

　そして、相方が携帯のGPS機能で探してきた<a href="http://www.pcs.ac.th/infos/web/index.html" target="_blank">テープピタックプンナーラーム寺</a>に行くことに。基本的にワタシも相方も寺巡りには興味がないのだが、この寺は仏像が山の中腹にある有名な寺だというので、ちょっと寄って行こうということになった。幹線道路から脇道に入り、寺へ続く道路を走っていると、その仏像が見えてきた。緑で囲まれた山の真ん中にある白い仏像は遠目にもよく目立つ。

<img alt="hitomi444_d.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi444_d.jpg" width="350" height="263" />

　寺の駐車場に車を停めて辺りを見渡すと、平日のせいかこれまた閑散としている。寺の境内には同じく白の仏像があり、その両脇に巨大仏像へ続く階段が伸びているのだが、ワタシたちが上ろうとしたときに、ちょうど一組の男女が階段を下りてくるところだった。階段は、ぱっと見ただけでもかなりの段数があることがわかるのだが、相方はネットで情報を仕入れていたのか、「この階段は千段あるんだって」と言ってきた。私も相方もしばらくフィットネスにいくのをサボっていたせいか、ちょっと上っただけで息が切れてきた。相方などは、「年取った人だったら、途中で死んじゃうかもしれない」と言い出す始末である。そんな２人をよそに、オーリエンは軽快に階段を駆け上がっていた。

<img alt="hitomi444_e.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi444_e.jpg" width="263" height="350" />

　てっぺんに着く頃には、さっき食べたステーキもカロリーを消費したのではと思えるほどに。近くで撮った仏像はなんだか間延びした感じなのだが、大きさは幅27.25ｍ、高さは45ｍもあるという。仏像の手前の展望台からは、周辺ののどかな街並みが一望できた。

<img alt="hitomi444_f.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi444_f.jpg" width="350" height="263" />

　山登りで体力を消耗したので、その後は寄り道をせずにバンコクを目指すことに。途中、両脇にまったく街灯がない道路があったりして、道に迷ったかと思えるような場面もあったものの、無事に我が家に到着した。

　ワタシも相方も、我が家のポンコツ車で無事にカオヤイまでを往復できるか不安だったが、事前に点検をして多少のお金をかけて修理をしたのが効を奏したのか、車に関するトラブルはなかったので、よかった、よかったという感じだった。相方はこの旅行以来、どこかに遠出するということが楽しくなったらしく、ネットで情報を調べてはあれこれと計画を立てている――。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 18 Jan 2010 12:41:50 +0900</pubDate>
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         <title>第443話：ペットと行く旅・カオヤイ中編</title>
         <description><![CDATA[　ペット連れはお断りと言われたリゾートがある場所から、更に道路の奥のほうへ進んでいくことにした。両側にはそう高くない山の景色が広がっていて、その間に大小のリゾートホテルが点在している。ペット連れＯＫとわざわざうたっていなくても、そのときの判断でＯＫを出してくれるところはあるだろう。

　しばらく行くと、右側にテラコッタ色のコテージが集まっているのが見えてきた。相方に車を停めるように言うと、「え～、こんなとこ～」とまた渋っている。ワタシは車から降りて、入り口脇の建物から出てきたおばちゃんに、「空いている部屋はありますか」と聞いた。おばちゃんは浅黒い肌に姉さんかぶりをしていて、農家のおかみさんという感じだ。「空いてますよ」と答える彼女に、「小型犬がいるんですけど、一緒に泊まってもいいですか」と聞くと、ちょっと躊躇したような表情を浮かべながら、「大丈夫だと思うけど……」とあいまいな答えを返してきた。ワタシは彼女に決定権はないのだろうと察して、「誰に許可をもらえばいいんですか、マネージャー？」と聞くと、彼女は、「いや、私でいいんだけどね」と言う。

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　オーナーが元々持っていた土地をリゾートっぽい宿泊施設に仕立てたという風情のそこには、小さなコテージが10棟と長屋風の部屋が５～６室あるだけだったが、上の段のコテージからは周囲の山が見渡せて爽快な感じだった。最初は、「もっといろんな施設が利用できるリゾートのほうがいい」と言っていた相方だったが、部屋からの景色が気に入ったのか、「ここでいいか」とＯＫを出した。素泊まりで一泊1,200バーツ。朝食は向かい側にある食堂で取ればいいという。

　宿が決まってほっとしたワタシたちは、荷物を置いて観光をすることにした。

<img alt="hitomi443_a.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi443_a.jpg" width="350" height="263" />

　カオヤイといえばワインが有名なのだが、まずは「<a href="http://www.khaoyaiwinery.com" target="_blank">PB Valley</a>」というワイン農園へ。ショップでワインやぶどうのジャム、ジュースなどを買い込んだ後、山のすそ野に広がるぶどう農園を見学してワインを試飲するツアーに参加しようとするも、30分後のツアーが満席で、次のツアーまで待ち時間が２時間以上あるということがわかり、あきらめて次の場所へ移動することにした。というのも、写真を撮ってわかったのだが、今の時期にぶどうの実はなっていなく、下手にワインを試飲して相方に事故でも起こされると困るからだ。地方の道路はバンコクよりも交通量が少ないせいか、時速100kmで走っていても後続車にどんどん抜かれていく。運転は慎重に慎重を重ねてちょうどいいくらいだ。

<img alt="hitomi443_b.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi443_b.jpg" width="350" height="263" />

　さて、車を飛ばして、ラムタクローンダムへ。水力発電にも使われているこのダムは、特に何があるというわけではないのだが、ダムの景色を眺められる食堂で遅めのランチを取ることにした。ここは東北部のナコンラチャシーマー県なので、料理も本格的なイサーン（東北）料理である。メニューは、雷魚の塩焼、地鶏のトムヤム（酸味のあるスープ）、なまずのラープ（東北風ハーブサラダ）、ソムタム（青パパイヤのサラダ）。ラープには付け合せになぜか焼きナスを輪切りにしたものがついてきた。バンコクでは見ない食べ方である。

<img alt="hitomi443_c.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi443_c.jpg" width="263" height="350" />

　食後は、ダム沿いに建てられた「ターオスラナリー公園」へ。ターオスラナリーとは、19世紀前半に同県がラオス軍の襲撃を受けた際に、勇敢に戦い抜き、同県を取り返すという功績を残した女性である。公園には彼女の記念像があり、おそらく週末ともなるとお参りに来る人が後を絶たないと思うのだが、その日は平日で訪れる人の姿はとても少なく、売店も閉まっていて園内は閑散としていた。

　そして再びリゾート周辺に戻り、目についたレストランというか、カフェで一休み。相方は、ガソリンスタンドで買ったロードマップと携帯のGPS機能を使ったカーナビで、翌日の観光予定を立てていた。ランチを取った時間が遅かったので、夜になってもお腹があまり空かなかったのだが、何か軽く食べようということで、市場が出ているところまで行き、牛肉のクエッティアオ（タイそば）を食べた。PB Valleyで買ったワインはロゼの一本だけだったのだが、相方がどうしても飲みたいというので、ナッツなどのつまみを買って、リゾートの部屋の前のテラスで飲むことに。日中は陽ざしが強く、かなり暑いのだが、夜はひんやりと涼しく、虫の音も聞こえてきて風情を感じる。ワタシたちの泊まったリゾートは、大きな道路から入った場所にあったためか街灯も少なく、民家やリゾートの明かりがない場所はまっくらけである。

<img alt="hitomi443_d.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi443_d.jpg" width="263" height="350" />

　翌朝。日の出が見られると言われていたので、午前６時前に起床。空が美しくグラデーションに染まり始めた頃、リゾートの管理人のおじさんがポットとインスタントコーヒーを持ってきてくれた。エアコンのリモコンにセンサー機能があり、室内の温度は17度と表示されていたので、外気はそれ以下の温度だったはず。ワタシはフリースの毛布を体に巻きつけて、日の出の写真を一時間ほど撮っていた。（つづく）]]></description>
         <link>http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2010/01/443.html</link>
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         <pubDate>Tue, 12 Jan 2010 13:41:29 +0900</pubDate>
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         <title>第442話：ペットと行く旅・カオヤイ前編</title>
         <description><![CDATA[<img alt="hitomi_442a.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_442a.jpg" width="263" height="350" />

<blockquote><strong>明けましておめでとうございます。2010年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。</strong></blockquote>

　事の始まりは相方の友人Ｋが、義兄がカオヤイに家を借りているので、そこに一緒に遊びに行かないかと誘ったことだった。義兄は電気工事業を営んでいて、カオヤイ周辺に建てられるリゾート施設の電気の配線工事を請け負っている。とはいっても、カオヤイに行くのは月に数回で、借家は普段は空いているので泊まってくれても構わないということらしい。

　<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%A7%E3%83%B3-%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%A4%E3%82%A4%E6%A3%AE%E6%9E%97%E5%9C%B0%E5%B8%AF" target="_blank">カオヤイ</a>とはバンコクから車で３～４時間ほど行った森林地帯で、同名の国立公園がある場所である。森林地帯は複数の県にまたがっているのだが、Ｋの義兄の借家は東北部のナコンラチャシーマー県にあるのだとか。このカオヤイ、ユネスコの世界自然遺産にも登録されていて、タイ国内では観光地として非常に有名な場所なのだが、ワタシも相方も今まで行ったことがなかったので、カオヤイ行きの話はすぐにまとまったのである。

　モカはペット病院のホテルに預けて、オーリエンは連れて行くことにした。オーリエンと泊りがけの旅行をするのは、去年の11月にバンコクから車で２時間のサラブリー県に一泊旅行に行ったとき以来である。この旅行の模様を伝えるエッセーがないのは、旅行先でデジカメを無くした、もとい盗まれてしまったためである。ココがいなくなってしまった寂しさをまぎらわそうと計画した旅行だったが、デジカメの盗難でさらに気分が落ち込んでしまったという、いわくつきの旅行だったのである。

<img alt="hitomi_442b.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_442b.jpg" width="263" height="350" />

　さて、当日。友人Ｋとは、バンコクから１時間ほどのガソリンスタンドで合流した。Ｋは来年６月に結婚予定の彼女と一緒である。それから車を走らせて、まずはサラブリー県のジェットサーオノーイ滝へ。滝といっても見上げるような高さのある滝ではなくて、川に何カ所も段差があって、それが小さな滝になっているといった感じだ。川の流れも激しくないので、子どもを中心に水遊びをする人が多数。ちなみに滝でも海でも、タイ人が水に入るときは基本的に着衣のままである。ここで相方の友人Ｗとその彼女と合流した。ワタシはＷに一度だけ、７～８年前に会ったことがあり、メガネをかけたデブな人という印象を持っていたのだが、今回会ってみてびっくり。ダイエットに励んだのか、彼はすっかり中肉中背になっていて、逆に相方のほうが太って見える始末である。

<img alt="hitomi_442c.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_442c.jpg" width="350" height="263" />

　その後は、車３台で<a href="http://www.farmchokchai.com/chokchai_main.asp" target="_blank">チョークチャイファーム（Chokchai Farm）</a>へ。チョークチャイとは創業者の名前で、牧場の歴史はアラフォーのワタシと同じくらいだという。当時は肉牛を育てる牧場としては国内で最大規模を誇ったのだとか。今では、牧場にステーキハウスやミルクショップを併設した、一大レジャー施設となっている。ここでステーキを食べる予定だったのだが、ステーキハウスに屋外席がなく、オーリエンが入れないことが判明したので、仕方なくハンバーガーショップからテイクアウトして外のベンチで食べることに。チーズとグリルドオニオン、ベーコンをそれぞれプラスした「フルオプション・ステーキバーガー」はしゃきしゃきレタスがたっぷりでおいしかったのだが、値段も145バーツとそれなりの値段だった。

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　その後、友人Ｗと彼女は日帰りのため別行動へ。ワタシたちはＫの義兄の借家を目指すことにした。チョークチャイファームから１時間ほどでその家に到着。地方の借家というので、どんなものかとちょっと不安だったのだが、リゾート地によくあるようなコテージで、リビング兼ダイニングルームにベッドルームがひとつ、キッチンとシャワールームがあり、これで月に3,000バーツの賃料だという。周りには似たような作りの家が立ち並び、どうやら避暑地の別荘として使われているようだった。夕食はＫがタイスキをふるまうといってきかないので、再び車を街中へ走らせて食材の買出しに。固形スープの素で作ったタイスキはお世辞にもおいしいとは言えなかったが、Ｋはタイスキを食べながら持参したウイスキーを飲むという忘年会を開きたかったらしいので、余計な口出しはしないことにした。

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　翌朝。車を走らせて、昨日目星をつけておいた、<a href="http://www.larnleelar.com/" target="_blank">「ラーンリーラー」</a>というレストランで朝食を取る。アルミ製の小さなパンのまま目玉焼きが出されるのは、ラオス旅行（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/238.html" target="_blank">第238話</a>）の初日で出た朝食と同じスタイルである。食事を終えた後は、内装がバリっぽい店内でかなりの枚数の写真撮影をして、次の宿泊場所のリゾートにチェックインすることにした。

　というのも、借家にはベッドがなく、一人分の敷布団と掛け布団があるだけで、それを知っていてか、Ｋと彼女はキャンプ用の寝袋を持参してそれで寝ていたのである。ワタシたちもシーツや毛布は持参していたものの、さすがに敷布団までは持ってくる気になれず、掛け布団を敷布団代わりにして仕方なくそれで寝ることにしたのだが、タイル張りの床からじんわりと伝わる冷気で熟睡はできなかった。もともとワタシは、せっかく旅行に来たのだから、どこかのホテルで快適に過ごしたいと思っていたので、借家からは初日で引き上げることにしたのである。

　ペットと泊まれる宿を紹介した本で見つけておいたリゾートへ向かう。一泊2,000バーツと値段も手頃なのもよかった。駐車場に車を乗り入れ、ロビーのある建物に入ろうとしたその瞬間。ワタシの目に、「ペットを連れての宿泊はお断り」の看板が飛び込んできた。その下にはご丁寧に、犬の絵に赤でバツをつけたマークが貼り付けてある。ワタシは中に入り、「ペットと泊まれる宿だと聞いて来たんですが、ダメなんですか？」と受付にいた２人の女性に聞いてみた。返ってきた返事は「ダメです」と、彼女らの表情同様にそっけなかった。「でも以前は大丈夫だったんですよね？」との問いにはそうだとの答え。どうやら本で紹介されたばかりにペット連れの宿泊客が殺到して、それが何らかのトラブルを引き起こしたらし。本が出版されたのは2007年の３月。３年近くが経っているので、情報が古くなっていても仕方ない。

　その後、本で紹介されていた周辺のホテルやリゾートに片っ端から電話をかけてみるも、なんと７割以上が「ペットお断り」と言ってきたのだから、ワタシたちは困ってしまった。この本の著者である夫婦は、３匹の犬を連れて国内を旅行して、ペット雑誌にコラムを連載しているほどの有名人なのだが、それに続く一般の人たちのマナーがそれほどなっていないということなのか。

　その様子を見ていたＫたちは、泊まる場所が決まらないならバンコクへ戻るといって帰ってしまった。Ｋも彼女もカオヤイは初めてではなく、しかも２人とも前の晩は夜遅くまでウイスキーを飲み明かしていたので、早起きして観光をするよりも、さっさと宿を決めてのんびりしたかったらしい。ワタシはＯＫと言ってくれた宿へ直行したかったのだが、その宿は幹線道路に面しているらしく、相方が騒々しいところは嫌だと渋っているので、車を走らせながらペットＯＫの宿を探すことにした。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 04 Jan 2010 11:38:31 +0900</pubDate>
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         <title>第441話：酒は飲んでも飲まれるな</title>
         <description><![CDATA[　今年も残すところあと10日となった。
　クリスマスを自宅や家族で祝うというタイ人は少ないのにもかかわらず、この時期、バンコクの街中はクリスマスツリーやイルミネーションで華やかに飾りつけられて、デパートではクリスマス向けのギフトが店頭にずらりと並ぶ。
でも、それよりもはるかに12月になった、年末が近づいたなあとワタシが感じるのは、年賀状用のカード（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2009/12/439.html" target="_blank">第439話</a>）やカレンダー、そしてお歳暮（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/084.html" target="_blank">第84話</a>）を目にしたときである。

　化粧箱に詰めて、うやうやしくのしがかかっている日本のお歳暮とは違って、タイのお歳暮は届けてもらった瞬間に中身がなんだかわかってしまうという、非常にわかりやすい作りになっている。籐製のグラチャオと呼ばれるバスケットに、いろいろな商品を大小盛り合わせて、透明のビニールで覆ってリボンをかけて贈られるからだ。代表的なものはありふれた食品の詰め合わせだけれど、オーガニックフードの詰め合わせとか、ボディケア用品とか機能性飲料を詰め合わせたものなどもあって、こんなのをもらったらうれしいなあと思わせるようなものも見かけたりする。

　さて、その「ありふれた食品の詰め合わせ」で、値段が高値なものには必ずウイスキーやブランデーが入っていた。そういったお歳暮は家族向けで、クッキーなどのお菓子は子ども用に、インスタントコーヒーやジャムは家族全員で、そしてアルコール類は大人用にという配慮がなされていたと思うのだが、厚生省がこれはけしからんとけちをつけた。お歳暮として贈られたアルコール類は、当然のことながら年越しとか、お正月の宴会の席で開けられる。その結果、酒酔い運転で交通事故を起こして死者が出るのだが、その数がとにかくハンパではない――というのは、以前にソンクラーンの話題（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/050.html" target="_blank">第50話</a>）で触れた通りだ。

　そこで、アルコールを贈るからつい飲んでしまうのだ、じゃあそういう習慣を止めましょうということで、今年はお歳暮の詰め合わせにはアルコール類を入れないようにと、デパートやスーパーにわざわざお達しをしたというのだから驚く。それを後押しするかのように、去年流れたテレビＣＭが今年も再び登場している。ウイスキーボトルの入った箱と思われるものを持った男性が、「――アルコールは高血圧を招き、脳を劣化させ、腎臓を破壊する。お誕生日おめでとうございます、ヌアイ兄さん」と言って、その箱をプレゼントするのだ。なぜ、「入った箱と思われるもの」かというと、画面では箱にモザイクがかかっているからである。タイではテレビでも映画でも、飲酒や喫煙のシーンには必ずモザイクがかかる。いつからこういう規制をしているのかは知らないが、ワタシがタイに住み始めて、テレビのドラマを見るようになったときには、既にモザイクがかかることが普通になっていた。酒とたばこは社会悪という考え方（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2009/08/31.html" target="_blank">第424話</a>）は、ずっと以前からあるものなのだと思う。

　話はそれてしまったが、健康を害するものをわざわざ誕生日に贈るということは、「チェン」なのだといってＣＭは終わる。ワタシは去年、この「チェン」の意味がわからず、そのままにしていたのだが、今年は気になって辞書を引いてみた。すると、「チェン＝呪う」と書いてあるではないか。ひえぇ。アルコールは、本人はお祝いのつもりであげていても、逆に呪っているようなものですよということなのか。

　さて、年末年始は基本的に大晦日と元日しか休みにならないタイだが、今年はカレンダー通りにいくと、企業や官公庁は大晦日から４連休になる予定。休みが長ければそれだけ酒の席の機会が多くなるかもしれないわけで、厚生省が懸念する交通事故につながらないようにと余計な心配をしてしまうのだが……。ワタシの頭の中をよぎる一言は、「酒は飲んでも飲まれるな」である。

（参考）
・酒を贈ることは呪いになるCM
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=O08MU9XRFGY" target="_blank">http://www.youtube.com/watch?v=O08MU9XRFGY</a>

　今回が2009年最後のエッセーになります。
　今年は公約（？）通り運転免許を取り、モカを家族に迎え、なんだかんだとあわただしく過ぎていってしまった気がします。そして、この年末にはタイに来る前からお付き合いのあった年下のお友達（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/086.html" target="_blank">第86話</a>）が、本帰国して行きました。バンコクという場所で親しくしていた人がいなくなるというのはとてもさびしいことですが、彼女の新しいスタートが順調なものでありますよう、ここバンコクからお祈りしています。
　来年もどうぞ、「バンコクな毎日」を宜しくお願いいたします。皆様も良いお年を！

　新年の更新は４日から、ワタシと相方がある場所へ旅行したネタになる予定です。
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         <pubDate>Mon, 21 Dec 2009 11:00:00 +0900</pubDate>
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         <title>第440話：ペットと行く旅・アムパワー水上マーケット</title>
         <description><![CDATA[　ワタシは毎月、「Dogazine」（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2009/01/394in_love.html" target="_blank">第394話</a>）というペット雑誌を買っているのだが、この雑誌には数カ月に一度、雑誌の他に付録として小冊子がついてくることがある。今年になってからは、タイ政府観光庁の協賛で、ペット連れで行ける行楽地や宿泊施設を紹介するものがついてくるようになった。

　その最新号で紹介されていたのがバンコクの隣、サムットソンクラーム県にあるアムパワー水上マーケットである。そういえばこの一年ほど、観光地を紹介するテレビ番組でもこのアムパワー水上マーケットはさかんに取り上げられていた。水上マーケットというと、ワタシはラーッブリー県にあるダムヌーン・サドゥアック（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/216.html" target="_blank">第216話</a>）を思い出すのだが、いかにも外国人観光客向けのそれとは違い、アムパワーは都心に住むタイ人が週末に訪れる行楽地である。気軽な行楽地ではあるけれど、2008年にユネスコのアジア太平洋地区の文化遺産保存賞を受賞している、由緒正しい行楽地でもある。バンコクから車で１時間ほどという程よい距離感もいい。ということで、先週末はアムパワーに行ってきた。

　ペットを連れて行けるとはいえ、子犬の頃から車に乗り慣れていないモカは病院に連れて行くのも一苦労のときがあるので、申し訳ないがお留守番をしてもらう。オーリエンは、リードを見せただけで外に行けると興奮しまくりである。我が家を10時に出発し、途中ガソリンスタンドに寄ったりして、現地に着いたのは12時近くだった。相方の携帯電話のGPS機能を利用したカーナビを使ったのだが、カーナビが連れて行った場所はアムパワー警察署。目の前は運河に面していて、観光船が客引きをしている。どういうところを観光するのかとたずねてみると、１時間半ほどかけて５箇所の寺を回るのだという。料金は一人60バーツ。水上マーケット以外の場所も観光してみたいが、寺を５箇所というのは退屈すぎるということであえなく却下。警察署を出て、水上マーケットに近く、駐車ができそうなところというのでたどり着いたのが、ラマ２世記念公園だった。

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　公園といっても入場料を取られるまともな公園なので、オーリエン連れで大丈夫なのかちょっと不安だったのだが、職員にとがめられることもなくすんなり入ることができた。中は木造のタイ伝統建築の博物館や植物園があるのだが、説明してくれるガイドもいないのでその辺はスルーして、園内をてくてくと歩き回る。園内は相当な広さらしく、レンタルサイクルで走り回っている人たちもいる。

<img alt="hitomi_440c.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_440c.jpg" width="263" height="350" />

　午後１時を回り、お腹が空いたので水上マーケットのほうに足を伸ばす。水上マーケットといっても、正確には運河の両脇にある商店がずらりと連なっている商店街で、ところどころに手こぎ船が集まり、船上で果物やシーフードを売っているという感じなのである。炭火でイカや海老、ベビー帆立を焼いている船を見て、相方は、「焼きイカがおいしそうだなあ～」と食べたそうなそぶりを見せる。だが、専用の席が用意されているわけではなく、運河沿いにあるベンチに陣取って、通行人が行き交う横で食べなければならないとわかると、未練たらたらでそこを立ち去った。オーリエンを座らせておく場所もなく、抱いたままでは食事もままならないからだ（写真下）。

<img alt="hitomi_440b.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_440b.jpg" width="263" height="350" />

　結局、ランチは「ガムパン」というカフェっぽい内装のレストランで食べることに。ナンムプリック（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/recipe/thailand/" target="_blank">世界レシピ巡り</a>）という辛子味噌をご飯に混ぜて、野菜とプラートゥーと呼ばれる魚を揚げたものが添えられたセットと、プラートゥーが入った酸っぱいスープを注文する。かつてワタシは、プラートゥーを「アジ（鯵）」と訳してきたのだが、今回調べたところ、正確にはスズキ目・サバ科の「グルクマ」という魚であることが判明。サバといっても大きさはどう見てもアジで、塩水に漬けたあとに蒸したものを尾頭付きのまま揚げるか、スープやカレーの具にして食べる。このプラートゥーは、サムットソンクラーム県を流れるメーグローン川の河口で取れるものが有名で、水上マーケットではせいろに入ったプラートゥー（写真下）をプリントしたＴシャツや、キーホルダー、マグネットなどが売られていた。

<img alt="hitomi_440d.jpg" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_440d.jpg" width="350" height="263" />

　食事をしたあとは、マーケットをぶらぶらと散策。商店そのものは古びた木造でレトロな感じなのだが、Ｔシャツや雑貨を売る店はウィークエンドマーケット（チャトゥチャック）にあるショップのように、内装も商品もセンスを感じさせる店が多い。タイ語で「アムパワー」という地名を入れたＴシャツはどこに行っても売っていたのだが、ワタシは運河などを撮影したポストカードや、プラートゥーのマグネットをお土産に買った。

　実はこのアムパワーでは、陽が落ちてから蛍を鑑賞するツアーがあるのだが、ワタシと相方はマーケットをぶらぶらするのも３時間ほどで飽きてしまい、蛍ツアーまで待つのも面倒ということで、午後５時には現地を後にした。ワタシが他にお土産で買ったものは、行きに通った道路で売っていた塩田の塩（１袋２kgほどで20バーツ）、プラートゥー４匹（90バーツ）、あさりに似た貝を干したもの（100g30バーツ）、干しいか（１袋100バーツ）、パッションフルーツのジュース（３本で200バーツ）。次は蛍ツアーに合わせた時間に来て、相方ご希望の焼きイカを食べようと思っている。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 14 Dec 2009 12:29:13 +0900</pubDate>
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         <title>第439話：タイの年賀状「ソー・コー・ソー」</title>
         <description><![CDATA[　先週、読者の方からこんな質問を頂戴した。

　「タイでは年賀状を送る習慣はありますか？
あるとしたら、どのようなことを書いて送るのでしょうか」

　実はタイの年賀状についてはすでに取り上げているのだが（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/084.html" target="_blank">第84話</a>）、今回はもう少し詳しく書いてみることにする。

　年賀状はタイ語で、「ソー・コー・ソー」と呼ばれる。先頭にカードという単語をつけて、「バッ・ソー・コー・ソー」というときもある。ソー・コー・ソーというのは、「ソン（送る）・クワームスック（幸福）・ピーマイ（新年）」の略である。

　タイの年賀状の歴史は、ラマ４世の時代にさかのぼる。ラマ４世が各国の使節団、侍従、国交のある外国に対して新年の挨拶をするために、1866年の元日に書いたのがタイの年賀状の始まりだそうだ。この元日というところがポイントで、基本的にタイ人は暦の上での新年を祝う習慣がない。今でこそ、新年のカウントダウンイベントが各所で盛大に行なわれたりするものの、日本のように大掃除をして家屋を清め、おせち料理を作り、鏡もちやしめ飾りを飾るといった習慣がないのだ（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/136.html" target="_blank">第136話</a>）。あるとすれば、寺へ行って寄進を行なう（タンブン）ことくらいだろうか。タイ人にとっての真の新年は４月のソンクラーン（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/050.html" target="_blank">第50話</a>）なのだが、なぜかこのときにはソー・コー・ソーを送らず、わざわざ暦の上の新年に送るというのは、ラマ４世の時代から根付いた習慣なのかなあという気がしないでもない。

　タイの年賀状ははがきではなく２つ折のカードで、そのデザインは実にさまざま。タイの神話の登場人物や、ベンジャロン焼き、ジャスミンの花輪といった、いかにもタイチックなものもあれば、パステルカラーのクマちゃんとかウサギちゃんといったファンシーなものもあり、送る相手と自分の好みに応じて選ぶことができる点は、日本の年賀状と変わらない。

　その中で日本人の目に異様に映るのは、プミポン国王陛下の写真や肖像画が使われたカードである。古くは国王陛下がご即位されたときの写真から、最近では２年前のお誕生日のスピーチのときの写真までが、カード（写真左側）だけでなくカレンダー（写真右側）としても販売されているのである。製造販売元は一般の民間企業なので、日本でいう肖像権のうちの財産権を侵害しまくりであるが、タイではその点は議論されないのだろうか。

<img alt="hitomi_439.JPG" src="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/hitomi_439.JPG" width="350" height="263" />

　この国王陛下のカードには、こんな言葉がプリントしてあった。
「新年を迎えるこの良き日にあたり、貴殿とご家族の皆様への思いを伝え、お祝いを申し上げます。幸福な出来事がありますよう、ご繁栄なさいますよう、そして満願成就されますように」
他のカードでも表現こそ違えど、新年を迎えた機会に自分がお世話になった人の幸せを願った言葉を贈るという内容になっている。

　カードには無地のものもあり、ワタシが以前オイ先生（<a href="http://www.alc.co.jp/kaigai/world/hitomi/bn/030.html" target="_blank">第30話</a>）からもらった年賀状には、「あなたが幸せになれるようお祈り申し上げます」という一節で始まる、クローンと呼ばれる韻律詩が書いてあった。この韻律詩、オイ先生が考えたものなのか、それとも既成のものを引用したのかは不明だが、オイ先生は公立の学校で国語（つまりタイ語）を教えていたという経歴の持ち主なので、自分で詩を詠んだとしてもまったくふしぎはない。

　タイ国民が愛して止まないプミポン国王陛下も、毎年国民に対して年賀状を送られる。正確には国王陛下のお写真を使い、それに新年のご挨拶が入れられたカードがメディアを通じて公開されるのだが、タイ語版ウィキペディアによると、年賀状は国王陛下ご自身が作成されていることになっている。2004年までは白い紙にモノクロで絵やお言葉が書かれていたのだが、2006年からは愛犬トーンデーンとご一緒に写られた写真にアートワークが施されたものになった。タイには中国から入ってきた干支があり、カードの中にはその年の干支をあしらったものもある。国王陛下は、2006年が戌年ということで、あえてトーンデーンとご一緒の写真を使われたのではないかと思うのだが、翌年以降もずっとトーンデーンとその家族と写ったお写真を使われている。ご公務のときにはいつも厳粛な表情をされている国王陛下だが、トーンデーンと写った写真はどれも柔らかな表情をされているのが印象的である。

　さて、この年賀状、日本のようにある期日までに送っておけば、元日に合わせて郵便局が配達してくれるといった芸の細かいことは期待できないので、差出人の出した日付に合わせて、年末から年始にかけて随時配達される。「新年のご挨拶を……」と書いてあっても、年内に届いてしまうこともある、そのゆるさがタイなのではないかと思う。

※国王陛下の年賀状はここで見られます。
<a href="http://th.wikipedia.org/wiki/%E0%B8%AA.%E0%B8%84.%E0%B8%AA._%E0%B8%9E%E0%B8%A3%E0%B8%B0%E0%B8%A3%E0%B8%B2%E0%B8%8A%E0%B8%97%E0%B8%B2%E0%B8%99" target="_blank">タイ語版ウィキペディア</a>]]></description>
         <link>http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2009/12/439.html</link>
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         <pubDate>Mon, 07 Dec 2009 12:46:25 +0900</pubDate>
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         <title>第438話：タイ人のお給料はいくら？</title>
         <description><![CDATA[　タイに来た日本人に、必ずといっていいほどよく聞かれる質問がある。
それは、「一般的なタイ人の給料はいくらぐらいか」という質問である。

　実際には、職業や役職、年齢によって給料というのは異なって当然なので、ひとくくりにすることはできないのだが、ワタシはそういうときに、「大卒の新入社員の事務職の子なら、このくらいのお給料をもらっていますよ」と答えるようにしている。すると、相手はそれをすぐさま円に換算して、その金額に「安いねえ～」と驚きの声を上げるのである。

　先週末の土曜日、相方がセミナーに出かけてしまったので、ワタシはオーリエンをペット病院のトリミングに預けて、その向かいのＳＣ（ショッピングセンター）で食事を取ることにした。入ったのは日本のラーメンチェーン店である。いつも食べるラーメンと餃子を頼み、食べ終えてレジの前で支払いの順番を待っていると、レジカウンターの求人の張り紙に目がいった。フルタイムとパートタイムの社員の募集で、応募条件は中卒以上、年齢は25歳以下となっている。そしてフルタイムの給料は6,500バーツから、パートタイムの時給は28バーツからだった。

　家に帰ってこのことを相方に話すと、「またずいぶん時給が安いね」と驚いている。相方が10年以上も昔、まだ大学生の頃にアルバイトに行った会社では時給40バーツをくれたと言うのである。バイトとはいえ、相方がやっていた仕事はＰＣを使う多少専門的なもので、悲しいかな、ファミレスのウエイトレスは誰にでもできる仕事と思われているからこそ、学歴も中卒でも良しとされているのだろう。そういう意味では、体力を使う仕事とはいえ、一時間にマッサージ料金の約半分を稼ぐマッサージ師のＫ（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2009/10/430.html" target="_blank">第430話</a>）などは、小卒の割には収入の良い仕事に就いているといってもいいかもしれない。

　28バーツは日本円に換算すると約73円と恐ろしく安く感じられるのだが、タイの物価に照らし合わせてみると、一時間の時給で屋台で一食が食べられるのだから、まあ納得の金額かともいえる。日本でも、ファミレスのウエイトレスの時給はランチ一食分くらいの価値ではないだろうか。とはいっても、最近は都心の屋台でもフードコートと呼ばれるクーポン食堂でも、28バーツで食べられるメニューは少なくなってきた。物価の高騰につれて、価格設定が30バーツ、35バーツからスタートという店が普通になってきたからである。物価が上がっても、収入はそう簡単には上がらない。

　話は元に戻るが、「一般的なタイ人の給料はいくらぐらいか」と聞かれたとき、ワタシたちはサイアムパラゴンという高級ＳＣにいた。サイアムパラゴンの店内を行き交うタイ人は、さすがに身なりも顔つきもあるレベル以上の経済力という雰囲気をかもし出している。最近はそうでもなくなってきたが、以前は路線バスに乗る人たちとＢＴＳに乗る人たちは明らかに層が違うという感じがしたし、そう意味ではサイアムパラゴンとワタシのいつも行く大型スーパーとでは明らかに層が違う。高級ＳＣとスーパーでは客層が違うのは当たり前と言われてしまえばそれまでなのだが、高級ＳＣで買い物をする人はスーパーでも買い物をする機会があるだろう。だが、普段近所のスーパーで買い物をする人の中で、高級ＳＣで買い物をする人はほんの一握りではないだろうか。

　タイ人を数人集めてヒアリングを行うという市場調査の席に居合わせたことがあるのだが、そのときに参加していた30代、40代のメンバーは世帯収入が６万から12万バーツだった。核家族で夫婦共働きだと仮定すると、夫婦の収入がイコール世帯収入になる。このくらいの収入の人たちはいわゆる中流層で、給料から家賃やローン、食費、光熱費を差し引いてもまだ残りがあり、それでレジャーを楽しむことができる。もちろん高級ＳＣで買い物をすることもあるだろう。前出のウエイトレスの給料なら、必要経費を差し引くと何も残らないか、もしかするとマイナスになる可能性もある。

　だが、人口全体の割合からみたら、収入＜支出という人のほうが多いのではないだろうか。屋台の露店商などが「グー・ノーク・ラボップ」と呼ばれるヤミ金融から金を借りて、法外な利息を取り立てられ、返済ができないと暴行を受けるという事件が新聞によく載っている。担保も保証人も不要なヤミ金融は自由業の人たちには便利な部分もあるのかもしれないが、政府はこの問題を根本から解決しようと、明日12月１日から政府系の貯蓄銀行（Government Savings Bank）で消費者ローンの申し込みを受け付けるという。このローンを申し込んだ人は職業訓練などの講習を受け、再び安易にヤミ金融から金を借りることがないようにするのだそうだ。

　いつも行く大型スーパーから我が家へたどり着くには、タクシー、バイクタクシー、ソンテウ（乗り合いピックアップトラック）の３種類の交通機関を選ぶことができるのだが、ヤミ金融の広告はソンテウの車内でよく見かける。ソンテウの運賃は６バーツ。ちなみにバイクタクシーは30バーツである。政府の消費者ローン政策も、ソンテウの車内に張ったほうが効果を増すと思うのだが、果たして……？]]></description>
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         <pubDate>Mon, 30 Nov 2009 10:32:08 +0900</pubDate>
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         <title>第437話：相方の漢方薬初体験</title>
         <description><![CDATA[　もうずいぶん以前からのことになるのだが、相方が脇腹が痛いと訴えることがあった。痛いと言っても激痛が続くのではなく、ときどきしくしく痛むような感じらしいのだが、あまりにも気にするので病院で診てもらったことがある。そのときの診断は、意外なことに「筋肉痛」で、筋肉の緊張を和らげるという注射を患部に打たれておしまいとなった。ちなみに相方が行った病院はその辺の国公立の病院ではなく、毎年健康診断を受けている私立病院である。そのときは注射で痛みが治まったものの、相方的には非常に納得がいかなかったらしく、「誤診じゃないかなあ」とことあるたびに言うので、その年の健康診断には腹部のエコー検査をしてもらった。しかし結果は異常なし。こういう場合は、異常がないと言われるよりも、異常があると言われたほうがかえって腑に落ちるものなのかもしれない。

　だが、ワタシは相方のお腹の痛みはストレスではないかとひそかに思っていた。というのも、仕事が忙しくなると決まって、「なんだかまたこの辺が痛い」と脇腹をつついていたからだ。実はワタシも似たような症状を抱えていて、忙しかったり、ストレスを感じることがあると左の下腹部に鈍い痛みを感じることがある。モカの入院（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2009/11/434.html" target="_blank">第434話</a>）でレプトスピラ症の検査結果を待っているときにこの症状が出たので、レプトスピラ症に関係がある痛みなのかと思い、不安になって病院で検査をしてもらった。20代と思われる若い女医は、「尿結石の疑いがあるかもしれない」と言い、尿検査と腹部全体のエコー検査をしたのだが、どれも異常なし。最終的にはこの女医も、「筋肉からくる痛みかもしれない」と言い、投薬も注射もせずにワタシはそのまま帰された。検査の結果がわかると同時期にその痛みはなくなっていったのでよかったのだが。

　相方の場合、始終痛みを感じていたというわけではないのだが、彼の中ではずっと気になっていたのだろう。ある日突然、「ハリ治療に行きたい」と言い出した。なんでも、英会話を習っていたとき（<a href="http://kaigai.alc.co.jp/world/hitomi/2007/08/post_14.html" target="_blank">第320話</a>）の女性講師が、タイでハリ治療に通って体の調子が良くなり、「これをもっと早く知っていたら、今まであんなに薬を飲まなくて良かったのに」と生徒の前で話したというのだ。「その人はどこで治療を受けていたの」と聞くと、「ホアチアオ病院」と言う。ホアチアオ病院とは華僑系の病院で、民間レスキューとして有名な華僑報徳善堂（タイ語でポーテークトゥン）の傘下病院である。サイトを調べてみると、ホアチアオ病院には漢方治療院とでもいうのだろうか、併設でハリ治療や漢方薬を処方するところがあるらしい。早速週末に行ってみることになった。

　当日、ワタシも相方もホアチアオ病院がある周辺の地理には疎く、携帯電話のGPS機能を利用したカーナビに頼ってなんとかたどり着く。受付で初診の登録を済ませて、看護士に症状を説明すると、内科の医師の診察室に通された。いつも行く私立病院では医師が座るデスクにはＰＣと大型モニターがあるのだが、ここでは小さなクッションのようなものが置かれているだけ。相方はその上に手のひらを置くように言われた。医師が脈診をするのだ。ちなみに医師はタイ語が話せるが、華僑ではなくて完全な中国人である。

　医師は両手の脈を診て、ついでに舌の状態も見て、カルテに中国語を書き込んでいった。医師は相方に、「冷たい水は飲んではダメ」と言うので、ワタシは「ペプシなどの清涼飲料水もダメですか？」と聞いてみた。相方はのどが渇いたら水よりもまずペプシを飲むという人で、あまりにも量を飲むのでダイエットペプシのペプシマックス（日本ではペプシネックス）にしているのだが、1.5リットルのボトルを買うと翌日にはもうなくなっているといった具合。明らかに飲み過ぎである。ワタシは彼の健康のためにこれを止めさせたいとずっと思っていた。すると医師は、「もちろん！　すぐ止めて下さい」と答え、「体の中に『湿気』が溜まっているからね」と続けた。人間の体の半分以上は水分だと思うのだが、察するに陰陽のバランスのことを言っているらしい。暑いからといって、冷たいものばかり飲んでいてはいけないということか。

　相方はその後、「コーヒーは１日に１杯」「お酒は少しは飲んでもいいが、ビールはダメ（冷たいから）」、「たけのこと大根は漢方薬の効果を損なうので食べてはダメ」「ストレスを溜めないこと」など、あれこれ禁止事項を言い渡され、ハリ治療ではなく漢方薬を処方されることになった。相方は、ハリでツボを刺激すればお腹の痛みが消える――と勝手に思い込んでいたようで、思わぬ展開に不満な様子。あとでわかったことだが、ハリ治療は主に外科の症状がある場合に行なわれるらしい。

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　しかも漢方薬は既成のものではなく、症状に応じた生薬を自分で煎じて飲むというもの。家に帰って薬を鍋で煎じると、家全体に漢方薬の匂いが充満した。この匂いをかぐだけでも効果が期待できそうな感じだ。でき上がった薬は濃い灰色というか、黒っぽい色で、相方は一目見るなり、「ドブ水の色みたい……」と早くも飲むのをこわがっている。これを朝晩２回、まずは１週間飲んでもらわなければならないのだ。ワタシも味見で一口飲んでみたが、生薬のいろいろな味が混ざり合っていて、言葉では表現しがたい味。相方も一口飲んで「うっわー」と声を上げていたが、数日経つと強がりなのか、「意外と飲める味」などというようになった。

　肝心のお腹のほうは、数々の禁止事項を守っているせいか、それとも今は仕事が忙しくないせいか、特に痛みを感じていないよう。ワタシとしては漢方薬の効果よりも、相方が長年の悪癖だったペプシを止めてくれたことに喜んでいるのだが……。

（参考）ホアチアオ病院
<a href="http://www.huachiewhospital.com/home.htm" target="_blank">http://www.huachiewhospital.com/home.htm</a>]]></description>
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         <pubDate>Tue, 24 Nov 2009 10:26:46 +0900</pubDate>
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